今書いている詩(663) 「たろうさんの花火」
たろうさんの花火 晩夏に 遠くであがる 花火は ポツン ポツンと 小さな音 わたしの耳を 擽(くすぐ)る 遠慮している 夜の闇に 消えて行く 夜風が 頬(ほほ)を 抓(つね)る 拗(す)ねている 幸せのメロディーは 誰のために わたしは音痴な ピアニスト 鍵盤を 思いっきり叩く 「神さま 幸せの楽譜も 欲しいです
View Article昔書いていた詩(194) 「連休」 「道」
連休 5月の連休が終わっても 僕は失業中だ 娘は「お父さんはみんなが仕事にゆくのに どうしてゆかないの」と言う これも辛い言葉だが 娘が「アイスクリームの機械を 買ってくれ」と言ったのに 僕のサイフには千円と少しだけで 買ってやれない 僕は自分の不甲斐なさに 自分で飽きれて悲しくなった 次から次へと職業を変え 今は変幻自在の無職者です...
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View Article今書いている詩(79)
今書いている詩(79) たろうくんの苛立ち 生活している 暮らしている 私もあなたも 息をいている 夢や希望はどうだろう すべて幻想ではないのか (時を写真で切り取れるか) こうありたい ああなりたい 思い巡らしても 実現しない思いは幻想ですね たろうくん考えが 「メビウスの輪」になっていますよ 帯状発疹の後遺症で悩まされて 現実から浮いていますよ クリスマスイブの夜まで仕事になって...
View Article天正期における北條氏照家臣団 ー月齋ー
天正期における北條氏照家臣団 ー月齋ー ―― 土屋備前守軍役人數書立に見る戦国 ―― 三二〇 北条氏照着到書立写 諸州古文書一二 十一人上下 一本さし物 月齋 八人手明 以上 【月齋 月斎吟領(げっさいぎんりょう)】...
View Article今書いている詩(665) 「たろうさんの孫」
たろうさんの孫 おお~ぃ おお~ぃ 予定日が過ぎてる よぉ~ 君はまだ お母さんの お腹の中が いいのかぁ~い もうでてきて 顔を見せておくれよ わたしも早く お爺ちゃんになって 君に会いたいよぉ~ 洋子さんも 待ちくたびれて 首がキリンさんの ように長くなってしまうと 毎日言ってまぁ~す 娘も待たせるの 上手だったけど...
View Article昔書いていた詩(196) 「三和子」
三和子 5月の雨霧の日になると 僕は20年前の 君を思い出します ボーイシュで胸の小さくて テニスとバドミントンの得意だった君 今では君の胸は子供たちに奪われて 垂れ下がり僕の妻のようになっているんだろうね 鎌倉の寺で出合って浜辺で初めて口づけをしたね それからいろんなところにも行ったね 僕と君の生活のレベルの違いが 結婚まで辿り着けなかった理由ですか...
View Article今書いている詩(82)
今書いている詩(82) たろうくんの風船 希望をいっぱい吹きこんだ 風船を持って 娘は家を後にした 行く先は彼氏との新しいアパートへ たろうくんの風船は萎んでいます でも大丈夫たろうくんの風船は 奥さんの洋子さんが 新しい空気を入れて膨らませてくれますよ 娘さんは直ぐに帰ってきますよ 幸せという風船を持ってね 「いつでも帰っておいで 此処にお前の家があるからね」...
View Article永観(えいかん・ようかん)
永観(えいかん・ようかん)http://taroukun-rekishi.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-1945.htmlブログをまとめてみる >
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View Article今書いている詩(666) 「たろうさんの孫(2)」
たろうさんの孫(2) たったいま 娘 分娩室に 入ったそうです 次の電話は 産まれたときですね 我家では旧盆です 夕方には玄関で 迎え火を炊きます 清水の先祖も 志村の先祖も 来ますね 孫はお盆に生まれるので 先祖に守られてますね 家の中には蟻くんや ヤモリくんが もう住みついてます 八王子は猛暑日でしょうね セミ君元気に啼いてます...
View Article昔書いていた詩(197) 「タラの芽」
タラの芽 カールした沢の上部に タラの芽があった 5月の連休に団地の仲間と 取りに行った 棘で身を守っていたが 僕らの前にそれは無力だった ひっそりと隠れて暮らしていたのに 僕らの食欲が上回っていた 僕らが団地でビールを片手に 乾杯をしていた頃 尾根では春風と共に 鶯が詠っていた たらの芽の悲しみなんか 僕は知るものか 天婦羅はとても美味いぞ
View Article昔書いていた詩(201) 「眠る」 「チョウチョ」
眠る 何の不安もなく 眠る娘よ 君の寝顔には 光に値する未来がある 僕の腕は これからどれ程 君を支えてゆけるだろう チョウチョウ 「お父さん お父さん」 娘が外で呼んでいる ベランダに出てみると 「チョウチョウが死んでいるよ」 3歳の娘が言う 側溝にアゲハ蝶が つぶれて死んでいる 娘は木の葉を その上に被せた...
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