連休
5月の連休が終わっても
僕は失業中だ
娘は「お父さんはみんなが仕事にゆくのに
どうしてゆかないの」と言う
これも辛い言葉だが
娘が「アイスクリームの機械を
買ってくれ」と言ったのに
僕のサイフには千円と少しだけで
買ってやれない
僕は自分の不甲斐なさに
自分で飽きれて悲しくなった
次から次へと職業を変え
今は変幻自在の無職者です
それでも時々詩を書いている
道
失業して
職安の帰りに
自転車で
気晴らしに
違う道を走る
狭かった道に
タイルが敷かれて
道が広く新しなり
違って見える
街も新しく見えた
唯それだけ
「違う明日は来ない」
失業者の呟き
僕ですよ