昔書いていた詩(93) 「青春」
青春 旅は青春の感傷 僕 独りのものじゃない 恋は始まりのないもの 愛は終わりの為に始まる 僕は クラゲの骨に向かって 弾道を描いて 飛ぶ弾丸の軌跡を たった今 知る 例えば 鮮血それが 生きている証明で 俺だけの特権 おい だがお前 何故 愛も 青春も ないと解るのか 始めも 終りもない 物語を 見てしまったからか そうではあるまい...
View Article今書いている詩(1119) 「たろうさんの御神籤(大吉)」
清水太郎の部屋のブログにアクセスありがとうございます。これからも宜しくお願いします!1月3日に洋子さんと友翔くんと 我が家の初詣に行きました。わたしと孫の産土の神社、梶原八幡神社です。お賽銭は555円を硬貨で入れました!5円(ご縁)が50倍500倍になるように...
View Article今書いている詩(562) 「たろうさん の運命」
すべてを完璧には 出来ない それが叶うとしたら 死が近づいているときだ 死は人生の幕が 閉まるときなのだ 例え自分の運命が 自分で決められないとしても 分かり得たとしても 諦めるのではなく 自分で変えられるように 藻掻きたい 信じて道を行けば 拓けるものです そうでしょう でなければ希望がない 生きている意味を 失いそうだから 「観音さま...
View Article真言僧儀海の足跡 十三
真言僧儀海の足跡 十三 十三 根来寺と儀海 根来寺 和歌山県那賀郡岩出町にある新義真言宗の総本山。一乗山大伝法院と号す。初め豊福寺と称したが、保延六年(一一四〇)覚鑁が高野山から退き、一乗 山円明寺を建立して鳥羽上皇(一一〇三~一一五六)の勅願寺とした。正応元年(一二八八)頼瑜は覚鑁が高野山上に建立した〈大伝法院〉と〈密厳院〉を移...
View Article今書いている詩(563) 「たろうさんの娘(14)」
娘の部屋に貼ってある リラックマの絵が そのままに残されている 何処にでもある絵なんだろうね 何処で買ったのか判らないが 加藤くんにピッタリの絵だ 娘に聞いたら 加藤くんとつきあい始めて 貼ったという 娘と加藤くんは この絵のような幸せな 日々を送っている 加藤くんはリラックマの絵が よく似合う旦那だ(婿だよ?) これからもこの部屋に...
View Article昔書いていた詩(95) 「海」 「時計」
海 ひとりで 海へ行った 僕の 記憶の海は 汗と塩の 繋がりでしかなかったが 風が吹くと 荒い磯の波は 白く砕けた 夢に変わる イガイガ頭のウニは 岩の 割れ目に ひっついていたが それが 僕には 必死の 努力のように 思えて溜まらない 僕は黒砂の上に 立っていたが 雲の切れ間から 光がさす その時 海が 蒼く 見えた 時計 俺は時を 取り戻した...
View Article今書いている詩(1120) 「たろうさんのデジカメ動画」
光ばかりでは コントラストがきつい 影が邪魔をする 暗すぎては 良く物が見えない 曇りの日が 丁度良い 柔らかい薄日が 良いらしい デジカメ動画も 人生に似てますね 中庸が良いのですね お日さまは 良きにつけ悪しきにつけ 光り続けているのです 曇り空でも真実は 見えるのです 目を見開き 耳を傾け 匂いを嗅ぎ 体感して 備えるのですね 天地は広い 大気は流れ 地球は回る 小さな点のような わたしでも...
View Article真言僧儀海の足跡 十四
真言僧儀海の足跡 十四 十四 儀海と高幡不動尊 正式名高幡山明王院金剛寺、別称高幡不動。金剛寺は東京都日野市高幡にある真言宗智山派別各本山の寺院、高幡不動の通称でしられる。本尊は不動明王。古来 関東三不動の一つにあげられ高幡不動尊として親しまれている。その草創は古文書によれば、大宝年間(七〇一)以前とも或いは奈良時代行基菩薩の開基とも伝...
View Article今書いている詩(564) 「 たろうさんの弥勒(みろく)さん」
弥勒さん 弥勒さん 今は何処に お住まいですか 56億7千万年後の お目覚めでは遅すぎませんか それも一説では日本とか でもね その時期は 太陽系の寿命の 尽きる時なのです お願いです そのお目覚めを今生に 変更できませんか 物思いに耽ってないで わたしたちの日本に おいで下さい
View Article昔書いていた詩(96) 「鳥」 「雨」
鳥 そのとき 羽ばたくのは 鳥であり 人間である 予定した 行動だと言うのは いつも人間だけで 鳥が 羽ばたくのは 自由 「おおーい左手をあげろ」 光はその中に 吸い込まれて 人も鳥も 自由に 羽ばたく そのとき もうひとりの 僕は 鳥であり 人間である 雨 俺たちの 眠りの夜には 長い雨 捨てられた キセルの 独白...
View Article真言僧儀海の足跡 十五
真言僧儀海の足跡 十五 十五 立川流と儀海の立場 〔謎めいた邪教のルーツ〕 「近ごろ、世間には、『女犯は真言一宗の肝心、即身成仏の至極なり。もし女犯をへだつる念をなさば、成仏、道遠かるべし、肉食は諸仏の内証、利生方便の玄 底なり。もし肉食をきらう心あらば、生死を出る門にまようべし。されば淨不淨を嫌うべからず。女犯肉食をもえらぶべからず』と説く経文が広がっている」。...
View Article今書いている詩(565) 「たろうさんの西瓜(スイカ)」
ねえ ねえ この西瓜 甘いかな 酸っぱいかな 叩いてみてよ どれどれ いい音してるけどなぁ~ 軽い音だね あんたみたいに 軽薄なのかねぇ~ 西瓜は栽培が 難しいんだよね えっ まるで 誰かみたいだね 西瓜食べてると 健康でいられるらしいよ 老人も子どもも 食べる べし べし (スイカも便利ですよ!) 厚生労働省推奨の...
View Article昔書いていた詩(97) 「暗号」
暗号 もう話すことなんか 何も必要でないのに 欲しいものは腹話術の 人形でなくて 君の 24歳の肉体なのに 三千年の 遠方より やってきた 愛のネロには パピルスの 暗号解読書と 計算尺がいるのだ 醒めたコーヒーのそばで 「ミルク入らないよ」と云って 出てきた世界で 初めての 俺と君の夜は 吸い取り紙の中で 七百二十分の眠り その時 誰もいない道で...
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