今書いている詩(260)
今書いている詩(260) たろうさんの幸せのイビキ あなた夜型人間に なっていませんか 眠れない日々 ありませんか 朝が来るのが 早すぎませんか やっと朝から解放された たろうさんは長椅子で うたた寝です たろうさんと洋子さん 「あなたイビキかいてましたよ」 「ひどかったか」 「かなりね」 あなた幸せのイビキ かいていますか 独りよがりの日々 過ごしてませんか 「ごめんね」...
View Article今書いている詩(847) 「たろうさんの洋子さん」
たろうさんの洋子さん 建国記念日の旗日です洋子さんがお生まれになった日です全国の人がお祝いしてくれます(そんな訳ないね?)今日の日を境に清水家は老人所帯に突入です65歳というのは節目なんですね 「想像もしてなかったわ」数日前に介護保険の案内状が「こんなの直ぐ来るのにね!」太郎さんと今日から4月14日までは一つ違いですたろうさんはすぐ67歳になります 仕事を幾つも変えたたろうさんをまたかぁ~と諦め...
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今書いている詩(261) たろうさんのたべる ひとは何でも 食べるんだ 食べられる側は 嬉しくない 可愛い可愛いと 仔牛から育て ブラシを掛けて 磨いて 肉牛として 売るのさ 売られる牛は 分かるのさ 悲しい眼をして モウーイイヨーと 啼くのさ ひとは寂しいね 食べないと 生きて行けない 罪深いね あぁ~哀しいよ 空気と水で生きる 仙人にでも なるかなぁ~ 「ハイ 洋子さん何でも...
View Article今書いている詩(848) 「たろうさんの孫(33)」
たろうさんの孫(33) お泊まりにきた友翔くんたまらなくカワユイです 節分の時に洋子さんが買ったヒイラギのセットに付いていた紙の鬼のお面がありました友翔くんがこのお面をみたらどんな表情をするかと思い取っておいたのです じぃーちやんが鬼の面をかぶりパット顔を出しますすると 友翔くん目を見張り一瞬 大きく深呼吸をしました余り続けると泣き出しそうなので直ぐに辞めました...
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今書いている詩(262) たろうさんの湧き水物語 あなたの渇いた心から 涙がが止めどなく流れて 蒸発する 上昇する 風を呼び大空に浮かぶ 雲になる 霧になる 雨になる 山河を潤す 雫になる あなたの涙は 大海に辿り着くのか 頂きで 分水嶺で あなたは右に左に分かれ 雨粒は地表に潜り 伏流する 山里に辿り着く 清らかな湧き水になる バイカモの咲く季節に あなたによく似た娘が...
View Article今書いている詩(851) 「たろうさんのシュレッダー」
たろうさんのシュレッダー あなたのこころシュレッダーに掛けられても良いですか 破くのではなく切り刻まれて元に戻せないのですカードも粉々です破くのであればつなぎ合わせが効きます 秘密を保ちたい時代なのです個人情報の世の中です此処に入れられたらもうアウトです再生不能なんです 確かにゴミの量は減りますよねでも優しさが入り込む余地が全くないのですあなたのこころシュレッダーされたら困りますね...
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今書いている詩(263) たろうさんの目玉焼き 玉子を割ると 「あっ 黄身が二つだ」 フライパンのうえに プヨンと落として 目玉焼きの完成です 黄身がが二つでまるで 君と僕のようだね 黄身がいいよ(君がいいよ) わたしと洋子さんだね そうかなぁ~ 加藤君と娘は 半熟だなぁ~ もうすぐ7月です おお汗かきの加藤君の 嫌いな月です 洋子さんも おお汗かきですよ 首にタオルで 麦茶をガブ飲みです...
View Article今書いている詩(852) 「たろうさんの駐車場」
たろうさんの駐車場 希望を持って入ってくる車がある哀しみをこらえて出て行く車もある 人には愛が車にはオイルを潤滑油が要りますね ターンテーブルで車が廻るようにあなたのこころも喜びに向かって回して明日へと走るのです 格納式の駐車場はまだ余裕がありますよあれこれ悩んでないで入れてお仕舞いなさい...
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今書いている詩(264) たろうさんのクワガタ 寝しなに外のベランダから ゴソゴソ バリバリと 音がする いやだなぁ~ 夜は静かだからなおさら響くんだよ でもいつまでも音がすると 寝られないからなぁ~ LEDライトスタンドで照らしたら クワガタが網戸とアルミの雨戸に 挟まって藻掻いていた 何とか逃がしてやったが こいつは子ども達には 値打ち物なんだろうなぁ~ もしかしたらあのプランターの...
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