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Channel: たろうくん(清水太郎)のブログ
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アクセスありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。今日は八王子は雨です。でも暖か...

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アクセスありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。今日は八王子は雨です。でも暖かいですね。餌台のスズメが腹をすかして叫んでいる。「2010・2・28(日)午前9時32分」 今晩は、写真は八幡神社の八幡の森です。『桑都日記.356頁』によれば延宝6年6月20日「千人隊の士衆、元八王子村の加左衛門、弥五兵衞、三郎兵衞、五右ヱ門、左五兵衞、角左ヱ門、太郎左衛門、十右ヱ門、助右ヱ門、伝右ヱ門、吉兵衞、加兵衞、長蔵、川口村の伝兵衞、子安村の門左衛門、滝山村の伊兵衞等(十六人の者、共に姓氏を失す。)与党を結びしばしば慈根寺の八幡森に会す。加左衛門等十六人は河野与五右ヱ門の配隷に属す。是より先、子細ありて罰命を受け放ちゅう(字がないのでかなです)せれる。や(字がないのでかなです)来盟を結び謀議止まず。訴うる所、一に非ざるなり。」とあります。私の知る限り、この資料にある八幡森は写真の八幡神社の森です。当時、隠れては左手に梶原杉が立ち、一帯は畑だったと思われます。 昔書いていた詩(23)「投影」「器械体操」「石棺」「漁火」「広島」「海水浴」「海水浴2」  投影  盆地の小都市の 入道雲の上に
 登山者の目から 投影された  ヒマラヤの峰々が 現出する  都会のキャラバンは進まない
 心ばかりがヒマラヤに飛んで
 彼らの地上に 聖域はない  夢の中の 日常で
 彼らは遭難し SOSを発信する
 或日 ネパアールの救助隊が
 その信号を 偶然に傍受する  器械体操  あん馬の上で 倒立していた
 僕らの時代の 幽霊は
 僕らの言葉を 真に受けて
 冷たい心を 置き忘れ  ガラスの向こうの 真実に宙返り
 ああ おまえ聞いて極楽 見て地獄
 嘘を地表に敷き詰めた
 都会の暮らしは 身につかぬ  砕けた情けを 石に変え
 賽ノ河原に 積みあげて
 ひとり故郷を 思いだす
 因果の糸は 切れ切れで
 今は懐かし 生き地獄  南無阿弥陀仏の お経も知らない 僕らを見つめ
 こんな世界と 知らなんだ
 ひとり静かに 嘆いてる  石棺  闇黒の闇と歴史の時に守られて
 地中の 石棺の 深い眠り
 この俺を地表の土を払いのけ
 重ねた石蓋 取り除き
 呼び醒ますのは 誰だ  お前たちに この世の権利があるように  疲れた身体を 横たえて
 深い眠りと 安息の 日々を過ごす俺たちの
 自由を 犯して 良いものか  今更 この世に 生き返り
 手厚いもてなし 受けたとて
 何処へ行っても 見当たらぬ
 見世物小屋の 俺たちだ  裸の骨の 真実を晒されて
 深い眠りは もう出来ぬ
 墓をあばいたやつは 必ず共にとり殺す
 安息の日々 取り戻すまでは  漁火  時のうねりを知らせるように
 沖合から 押し寄せる 波
 ローラーで 平均的に地ならしされた
 浜辺で 漁火を見つめる  男たちの 瞳に映える
 非暴力の旗を 背負って
 のろのろと 歩む青亀よ
 だが 深海に降る
 マリンスノーが積り その重みで
 海底が陥没して 海鳴りが始まると
 海人も海女も 汚染された
 阿古屋貝を求めて 船を出す  ああ 海鳴りの 浜辺で
 網を引く 老人たちの目から  ウロコの 角膜が 剥がれ落ちる  広島  ピカドンの日
 数百キロ離れたところっで
 俺は 母の 子宮の中
 隣の姉と 一緒に
 羊水に 浮かんでいた  だから俺は 今も被爆者ではない  双子の兄弟その男の  名前「峠三吉」を知る前までは  八月の 熱い日になると
 広島の 被爆者と共に
 ピカドンの日を 忘れない  海水浴  浜辺に タイプライターのような
 足跡を残して 入墨男は波間で
 情婦と楽しんでいる  危険信号のブイが 時々 波間に消えると
 次に やって来るのは 好奇心と怒り
 それらを運んで 波は浜辺に 辿り着く  その浜辺で 口をあけて 死んでいる
 桜貝の記憶を 俺たちは知らないが
 漁師たちは 知っているか  波は 何処からやってくるのか 誰も知らない
 夜 子供たちが 花火を打ち上げる  入墨男は 情婦の 性器を 弄りながら
 花火に向かって 飛び込んでくる  夜の鴎を ピストルで 撃ち落とす
 俺たちにとって 許せない 夏の始まり  海水浴(2)  ヤクザと情婦が 後背位で交合する
 波間で 俺はブイにしがみつき
 入墨された 極彩色の 夏に出会う  位相の波が重なり 俺を襲い
 浜辺に置き忘れた 昨日までの俺を 引き算して
 咽喉に侵入する 苦い海水の法印  俺の日常は 浜辺に突き立てられた
 ビーチパラソルの継目に挟まれて
 日影で 使い古しの 性器を
 セパレートの水着に 貼り付けた
 女と 転がっている  女の予備軍から 抜け出した少女が
 腹の突き出た男の前で 日焼けした内股に
 貼り付けた 禁欲の免罪符を いとも簡単に 剥がし  バスケットの中に 投げ込んでゆく  男の記憶の中では まだ子供の少女が
 波に向かって 砂の防波堤を 造り続け
 その足元で うつ伏せになって 死んでいる  青貝と重なっている 世界中の子供

Tarou Shimizuさん(@taroushimizu)が投稿した写真 -


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