今書いている詩(194)

今書いている詩(194)

　

　　　　たろうさんの聖母(２)

　今日は嬉しい初の認定日です
　もう8年以上も失業保険を
　貰って無いなぁ～
　たろうさん自慢になりませんよ
　10時10分～10時40分の間に
　⑮の窓口に来て下さいでした

　家を9時25分に出ます
　そんなに急がなくても良いのですが
　たろうさんは早く着きたのです
　途中　横川町の知り合いの
　にこにこさわやか文庫の中野君が
　店の開店の準備をしてます

　信号が赤だったので
　窓を開けながら手を振ると
　気がついてくれたので
　「早いじゃ無いか」
　「やりたいことがあるのでねぇ～」と中野君
　いつも11時頃に開店なのです

　道は順調でした　10時前に付きました
　職安の近くの駐車場に止めます
　職安は空いてました

　受付のカウンターに
　「検索をお願いします」と申し込んで
　仕事があるか検索します
　この間のトラックの配送の仕事がありました　

　⑮番の窓口にはもう黄色い受付箱が出ています
　その近くにいらっしゃいましたよ
　職安の聖母さんが
　たろうさんは直ぐに呼ばれました

　「しみずさん～清水太郎さん～」
　「はい」と手をあげて行きます
　マドンナさんに呼ばれたのです

　認定は簡単な説明だけで直ぐに終わります
　(わたしはあなたの詩を書きましたよ)
　と言いたかったのを押さえて席に戻ります

　直ぐに雇用保険受給資格者証が返されました
　「２４日頃に銀行に振り込まれますよ」
　女の人が付け加えて言います

　職安の聖母(マドンナ)さんは今日も
　完全に鼻まで隠れるマスクをしてます
　少し疲れて見えますね
　たろうさんの思い過ごしでしょうか
　(また会えるな)と思い職安をあとにします


#詩