今書いている詩(720) 「たろうさんの孫(18)」
おかあさん ぼくね もうすぐ くびがすわるから よのなかについて しんけんに かんがえようかと おもっているんだ ぎゃくたいや いじめ ぼくもこまるよ あかるい みらいがないなんて わらっていたいよ かみおむつ たりなくなるの ばーばは ぬのにすれば いいのよです ぼくまだひつようだよね ぬれたら あおいせんが しらせてくれるんだね ぼくは どんかんで しらせないものね おかねがないひとは...
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今書いている詩(135) たろうさんの告別の辞 2月の烈しい風と共に あなたの魂も遠い国に 旅立ったのであろうか 苦悩や苦痛から解き放たれて 満足だろうか 優しい愛や微笑みももう 2度と感じられない あなたの肉体は一塊の 骨と灰になり白い陶器の中に 収まっている あなたの無念は天井に留まり漂い 私たちを見下ろしているのか 「末の娘が大学に合格した」 と喜んでいたのに 無常の風があなたに吹いたのだ...
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View Article今書いている詩(721) 「たろうさんの川(曲がる)」
おい 川よ 流れ出したのに 何故そんなに 曲がるの 蛇行するの ああ そうか? 水は低きに流れ 人は易きに流れる どのみち人生は 曲がりくねりだ 大地を削って そのうちに 三日月湖が出来て 埋まって 畑になる 田圃になる 川よ お前は もうすぐ龍になるね みんな人間の仕事を 作るためですか 「神さまも 働いているんですね」
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今書いている詩(136) たろうさんの春 寝そべっている部屋に 日が差し込んで たろうさんの全身を 包むように照らしています たろうさんは食いしばっていた 歯と肩の力を抜きました 「いいねぇ~春の陽は」 久しぶりにさっき 車を洗いましたよ 長靴の中に入っていた落ち葉が 砕けて靴下の裏に こびり付きました 病院の支払いのお金を パートから帰ってきた 洋子さんに言うと 「どうしてこんなに高いの」...
View Article今書いている詩(722) 「たろうさんの坂道」
ダンプカーが 重そうに 坂道を 車を引き連れて 登って行く 荷台に人生を 積んでいるのか 坂道を 快調に下る ブレーキがなければ どうなる ダンプカーよ 他に欲しい物があるか いっても詮無いか 軽油をがぶ飲みしても 言うことを聞かないのか 人間という神さまが 創ったのに主張する 「俺は ロボットじゃない」
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今書いている詩(137) たろうさんの春(2) なんだかはっきりしない天気 これも春が来ている証拠 曇り空から落ちてくる雨も きっと暖かく感じますよ 庭に出てごらん 土が湿って深呼吸しているね たろうさんの菜園の冬菜も大根も もう花を咲かせたいんですよ でもオオイヌノフグリは 何処かでまだ眠っているようですね 起きているのはたろうさんと 洋子さんだけですよ 娘さん帰ってくるといいですね...
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