たろうさんの窓（閉ざす）
雨戸も 閉め
物音が聞こえないようにする
こころにも シャッターを閉める
昼と 夜との 境界線が
閉ざされた この窓
呼吸をするのも 苦しくなるような
重苦しい部屋になる
安住の世界を 求めても
ひとに助けを求めても
閉ざされた こころには
愛も 平和も 虚しい
理論じゃない
真理も要らない
神も要らない
では何故 こころを
自分で開けないの
大人なら
自己責任じゃないか
他人任せの 生活なんて
今更出来ない
だって 放浪の
人生を選んだからさ
愛って 平和って
何処にぶら下がってるの
なぁ～に キミの背中に
吊る下がっているから
見えないんだ
簡単さ 両手で
思い込みの こころの窓を
カレンダーのように
ひんめくれば いいのさ