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清水太郎の歴史を見る目

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2009年5月 3日 (日)

清水太郎の歴史を見る目

中世の歴史を知りたい。私の場合それが、八王子を中心とする郷土の歴史に重点をおいていることである。私は八王子生まれで、市域から外に出たことのない人生を送ってきた。八王子を愛する男である。父方の先祖は富山県であるらしい。清水清兵衛が、富山市の五福村1番地に明治初年のころ五箇山辺から移住して来たらしい。清兵衛は、水戸田の明徳寺の過去帳にその名がある。その子、石太郎は(私の祖父)母を早く亡くし後妻と折り合いが悪く妹と東京に出てきて、板橋に居住した。私の父は清正と言い、二男である。母は八王子市元八王子村の志村氏の出である。私の父は疎開で母方の縁を頼って元八王子の地に、掘っ立て小屋をたて、母は3人の子を産んだ。姉と妹がいる。不思議な縁であるが、私の生まれた地は慈根寺という古刹があつた本堂の跡である。この寺は梶原八幡宮の別当寺でもあつたが、元杲という僧が正暦(990-995)に開山した寺である。元杲は藤原京家の出自。そして、鎌倉時代後期に真言僧儀海がこの慈根寺の談義所を中心に活躍した(拙稿「真言僧儀海の足跡」を参考にされたい)。母方の志村氏は先祖を志村将監と言い、北条氏照に仕えた家臣である(拙稿「天正期の北条氏照家臣団」を参照されたい)。梶原八幡宮の宮司は梶原景時の後裔である。69歳になってようやく自分の使命が、この地(由井郷)に生きた人々を今の人々に再認識してもらうのが勤めと悟った今日この頃である。それは何か大きな目に見えぬ偉大な力によって導かれているようでもある。偉大な力に感謝する日々である。このブログを開いていただいた人々に、幸あれと願う次第である。

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