2012年11月17日 (土)
北条氏照家臣 東三郎左衛門殿
東三郎左衛門殿 着到状以外にその名はない。
一本鑓
六人上下 一本さし物 東三郎左衛門殿
三人手明
以上
東氏(とうし)は中世の武家で、千葉氏の庶流。桓武平氏。古今伝授の家として有名。鎌倉時代の初めに千葉常胤の六男胤頼が下総国東荘(千葉県東庄町)に住み、東大社の神官(本来の東氏)より名前を譲り受け、東六郎大夫と称したのに始まる。子の重胤、孫の胤行は歌道に優れ、ともに鎌倉幕府三代将軍源実朝に重んじられた。室町時代中期の当主東常縁は古今伝授をうけ、歌人として有名である。東氏は戦国時代に入ると衰退し、永禄二年(一五五九)東常慶は一族(異説あり)の遠藤氏と対立し、遠藤盛数に攻められ滅亡した。
○郡上の東氏に、東益之(一三七六―一四四一)号素明。通称三郎。官途左衛門尉。東貞常の孫で東師氏の養嗣子。歌人として貴顕と交わる。その子、東氏数(????―一四七一)号素忻。通称左衛門・下総守。歌人。その子か、東元胤(????―????)号素通。通称三郎がいる。この一族が、東三郎左衛門殿と同族か。
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北条氏照家臣 東三郎左衛門殿
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